中学校3年間を見通して指導する

英作文

中学校勤務時は、生徒が中学校へ4月に入学してきて、中3の3月までの3年間を見通して指導することを意識して仕事をしていました。

どの時期までにどんな力をつけておかないといけないか。

どの時期にどんな文法・語彙を学ぶのか。

どの時期にどんな文法・語彙を習得するのか。

それらを教員側がきちんと理解しておくこと、これがとっても大切なんですよね。

例えば「三単現のS」とか「現在進行形」、「道案内の表現」などと聞いて、○年生の○月くらいに学習するってパッと想像できたら、とっても良いんですよね。

ということで、中3の3月までの3年間を見通すことで、どんなメリットがあるか紹介!

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年間分のプリントを準備

最初から、ちょっと教員の働き方・時短系の話になります。

中学校3年間を見通すことができると、どの時期にどんなことを学習するかわかっているので、年間分のプリントを準備できます。

極端な話、学期が始まる前の春休み段階で、3年分のブリントを用意することだってできちゃうんです。

 

事前に年間分のプリントを準備しちゃうことって、とっても大切なことなんです。

 

見通しを持っていないと、場当たり的な授業運営になっちゃうので、「明日までに単語テストの準備をしないと!」とか「明後日使う予定のプリント、まだ作っていない!」とかいう状況になっちゃう。

 

でも、中学校3年間を見通すことができていると、年間分のプリントが用意できるので、精神的に安心して授業に望めます。

 

例えば、1つボックスを買ってきて、クラスに割り振ります。

そこに年間で使うプリントやワークシートを春休みのうちに入れちゃう。

それだけで、「あのプリントまだ作ってない!」とか「明日のワークシート準備してない!」とかの混乱がなくなります。

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テスト範囲を決める

中学校の先生の大きな仕事の1つに、「テスト作成」があります。

小学校だと、業者のテストがほとんどなので、児童の学習範囲に合わせてテストを作るってことはありません(その代わり、大量の採点があります)。

 

しかし、中学校ではそれがあります。

これまた、とっても時間がかかる作業なんです。

わたしはたぶん5時間くらいかかります。苦手なんです・・・。

 

そして、もし中学校3年間を見通していないと、テストの1ヶ月や3週間前になって、テスト範囲を決めることになります。

そこから、テストを作っていきます。

 

でも、そんなに甘くないんですよね。

中学校の仕事(小学校も)って、忙しさは上下するんです。

短時間で作った折れ線グラフなので見づらいですが、仕事の忙しさはこんなイメージ↓

もし、学校(特に中学校)の仕事を学級・授業・部活の3つに分けたとしたら、こんなイメージで忙しさは上下します。

*学校や教科・校種によって、忙しさは様々です。あくまでグラフはイメージ。

 

もし、中学校3年間を見通すことができていないと、この折れ線グラフに乗って仕事をしないといけないんです。

でも、中学校3年間を見通すことができていると、テスト範囲を4月の時点で決めることができます。

4月にテスト範囲が決まっていると、いつでもテストが作れるんです。

言い換えたら、あまり学級の仕事がない(部活はあるけど)8月に12月のテストを作れるんです。

さらに言い換えたら、いつでもテストを作ることができるので、忙しさを「ならす」ことができるようになるんです。

 

もし、中学校3年間を見通すことができていないと、これができません。

12月のテスト作成の担当であれば、忙しくても12月に作らないといけないんですよね。

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教師としての力量

これは言うまでもありませんが、「三単現のS」とか「現在進行形」、「道案内の表現」などと聞いて、○年生のいつごろ学習するってパッと想像できたら教師としての力量はグッと上がります。

 

例えば、2年生の冬に「動名詞」を学習しますが、1年生の秋頃にも同じような現在分詞である「現在進行形を学習します。また、2年生の春頃には「過去進行形」を学習します。

また、1年生の最初に「Be動詞」を学習して、2年生の最初には「Be動詞の過去形」を学習します。

これらの知識って、みんなつながっているんですよね。

 

こういった文法の配列を頭に入れて授業するのと、そうでないのとでは、全く話し方が変わってきます。

教師がつながりを持って文法を教えることができれば、生徒の頭の中でも学習項目につながりが生まれやすいのです。

 

特に中学校では覚えることが多いので、頭の中を「整理整頓」してやるイメージです。

そのためには、「どの学年でどんな内容を学習するのか」ある程度、教師側が把握していることってとっても大切。

学年を5つに分けて作った問題集

中学校の三年間をそれぞれ5つに区分けして、「英作文問題集」を作りました。

詳しくはコチラ↓

参考記事:「英作文問題集」の工夫のすべてを紹介

中3の3月までの3年間を見通して、ライティングの問題集を学校独自で作ったのです。

ちなみに、その問題集をモデルとしている書籍を書き、明治図書出版社から発売しました!!

まだチェックされていない方は、ぜひチェックしてみてくださいね!

以上、「中学校3年間を見通して指導するということ」でした!